2012年12月22日

阪急百貨店 祝祭広場ウェディング



結婚式はどこだってできます。

これまで立ち会わせていただいた場所は、教会、神社、お寺・・

それ以外でも
別荘や自宅、浜辺などさまざまな場所でスタイルを変えて祝福の輪が生まれるのを見てきました。

この日撮影させていただいたのはそんな僕にとっても初めての体験。

それは百貨店でのウェディング。


新しくなった梅田の阪急百貨店にある祝祭広場で模擬挙式があったのです。


平日のお昼間。

そんな時間でもこの場所はお買い物に来た多くのお客様がいらっしゃいます。


沢山の人に見守られての結婚式。

どんなものになるのだろうと考えるだけでドキドキしてしまいます。



時計の針が少しずつ進み、挙式の時間が近づくにつれ、広場の客席には人が集まりだしました。

模擬式がきょう行われるのを知っている方も、みんなが集まっているので
「なにか面白いことが始まるな!」と感じて立ち止まっていらっしゃる方も。


カメラを持って今か今かとスタンバイしている僕たちにたくさんの方が声を掛けてくださいます。


「今から何が始まるのですか?」

「1時から模擬結婚式があるのですよ!」

「えー!こんなところで結婚式!?」

聞いてくださった方は一様に驚きと喜びが入り混じった反応。そんな反応を見ていると
ぼくたちまで得意げな気分になってきます。

客席はみるみる埋まって行き、通路も広場周辺も上の階まで人がぎっしり。


そんな中、鐘の音とともに外国人シンガーの歌声でセレモニーはスタート。
花嫁の登場とともに会場の熱気は一気に上がります。

「きれいやね!」

「娘が結婚してなかったらな~」

客拍手とともに席から聞こえるさまざまな声。

この日の挙式は祝福をテーマにした人前式で、挙式の中で生い立ちの映像を流したり
ゲストからのメッセージを流したりと、誰もが見入ってしまう演出が多くありました。

クライマックスは20名にも及ぶシンガーとダンサーのパフォーマンス。
一斉のフラワーシャワーで花婿と花嫁を祝福しました。

考えてみれば、これだけ多くの人に見守られる挙式ってほかでは考えられないだろうと
思います。(おそらく千人以上はいたんじゃないだろうか)

しかもここは百貨店。

客席の上のフロアにはおもちゃ(といっても、ほぼ原寸大の)キリンが首を振って見ているし
エスカレーターで食堂街に行く家族連れも見ているし、遊園地に近いようなワクワクした空気が
流れている場所。


ワクワクして開放的な場所での結婚式、これから人気になるんだろうな。

ちなみに実際の結婚式もこの阪急百貨店の祝祭広場で挙げることはもちろん可能です。
ただ、土日はほかのイベントもあるので日程は限られてしますようです。

でも1年待ったとしても、ここで結婚式を挙げる価値はあると思います。

どんどん広まってくれると良いな。
関西発祥のウェディングスタイルとして、日本中、世界中に広まるっていうことも
あるかも知れない。

そんな夢が膨らむ時間でした。


祝祭広場ウェディング。間違いなくオススメです。
興味を持たれた方は阪急ブライダルサロンまで問い合わせてみてください。





阪急ブライダルサロンのホームページはこちらからご覧いただけます

ケープ・ライトのホームページはこちらからご覧いただけます



















  

Posted by kawata at 20:24Comments(0)写真撮影

2012年12月21日

晴れた日の入籍と結婚奉告祭

















入籍の撮影の依頼をいただくことが多くなっています。

結婚式とは違い入籍は事務処理的な流れで淡々と済ませてしまいがちですが
ひとつの家族が誕生する大切な瞬間だと考えています。


ぼくと妻は結婚式を挙げなかったので入籍の日にはたくさんの写真を撮りました。
(といってもカメラマンを呼んだわけではないのでお互い撮り合いしただけなんですが)
陽が入る窓辺の黄色いテーブルで婚姻届を書いたことや、市役所でのこと、帰り道に立ち寄った
くら寿司のおいしかったこと・・
(くら寿司は当時ぼくたちにとってご馳走でした。これはいまでも変わらない・・・)

その写真は今でもよく見返したり、子供に自慢したりする、我が家の宝物の一つになっています。



そんなぼくにとって思い入れたっぷりの入籍撮影。

この日撮影させていただいたのはオカダ夫妻です。

ボクシングや太極拳の先生でもあるおふたりの自宅はスタジオを兼ねた個性的な住まい。
横尾忠則のY字路をほうふつさせる外見を見るだけでワクワクします。


撮影は自宅にお邪魔した時からスタート。

あわただしくお昼ごはんを食べて、着替えて、婚姻届にハンコを押して。
この日の時計がぐるぐる回りだします。

アサエさんがサプライズでプレゼントしてくれたスーツに袖を通すオカダさん
きのう買ったばかりのワンピースに身を包むアサエさん
ふたりの身体からはワクワクした空気が染み出ていて、ぼくはそんな空気を吸うだけで幸せな気分。



まずは婚姻届けを持って兵庫区役所へ

オカダさんが運転する車で冬の日差しを浴びた街並みを通り過ぎます。

待ち時間が長くドキドキしましたが、無事に受理完了。その瞬間夫婦になりました。
区役所を出て駐車場へ向かうときのふたりの晴々した表情。
むちゃくちゃ素敵でした。


ぼくたちは湊川神社へ向かいます。

ここでふたりだけで結婚奉告祭を執り行うのです。

結婚奉告祭とは文字通り神様の前で結婚の報告をする儀式。
挙式ほど堅苦しくはないけれど、三三九度以外は挙式と内容も同じだし
本殿を借り切って厳粛な空気を噛みしめることができます。

まったく関係のないことだけれど、二人が立つ毛氈の下にはホットカーペット
が敷いてあって、冷え冷えとする本殿の寒さから二人を守ってくれていました。
神社さんのそんなささやかな気遣いが素敵だな!と思います。

このときの撮影は後ろからのみ許されましたが垣間見える二人の緊張し、引き締まった
顔がとても良かったです。

傾く陽を浴びて境内で写真撮影。緊張気味の顔が少しずつ解け始めました。


神社のすぐ近くに、二人がお付き合いを始めた時に住んでいたというお家があるので
記念に行ってみることになりました。

高架下のスペースは岡田さんやその友人が少しずつ手を加えて作り上げたもの。
窓を開けたり階段を増設したりと大工さん顔負けの仕事です。
二人にとっては思い出の詰まった場所での撮影。
もうすっかり緊張は解けていつもどおりに柔らかい表情に戻りました。


冬の日差しは西へと傾き、あたりが薄暗くなったころ撮影は終了。

入籍の撮影といっても、ただ役所で撮るだけではなく、自宅や思い出の場所を巡るのが
やはり素敵だと思います。


入籍だけの撮影というより、これまでのふたりの歴史を巡る撮影。

そんな理想的な撮影になりました。

オカダさんはぼくを三宮まで送ってくださいました。


これから北野に記念のディナーに行くとのこと。
この日の晩ごはんはふたりにとって忘れられないものになりそうですね。


オカダさん、アサエさん、素敵な時間をご一緒させていただきありがとうございました。




















ケープ・ライトの入籍撮影の詳細はこちらからご覧いただけます

ケープ・ライトのホームページはこちらからご覧いただけます
  

Posted by kawata at 20:48Comments(0)入籍撮影

2012年12月10日

花婿は住職。お寺での仏前結婚式

























大阪市内でウェディングの撮影がありました。

挙式会場は新郎セイジュンさんが住職を務める真言宗のお寺。
毎日見慣れた本堂での結婚式です。思い入れたっぷりの場所での結婚式って
理想的だと思います。

ハワイの海の見えるチャペルや、ありったけのお金をかけて作られたゲストハウスの
聖堂も良いけれど、ゆかりのある場所での結婚式はやはり特別です。

花嫁のミキコさんはホテルで着付を済ませて到着。
挙式までの間、ゆったりと写真を撮りながら時間を過ごしました。

仏前式は数珠の交換があったりお焼香があったりと僕たちからすれば新鮮。
ひとつひとつの動作がサマになっていてシャッターを押しながら見惚れてしまいます。

この挙式のためにリハーサルや準備を念入りに重ねてきたということで
所作のひとつひとつが美しく、芸術的と言える挙式になりました。

我が家とも言える本堂前で参加者全員での記念撮影の後は場所をホテルに移してのパーティー。
このパーティーは挙式の厳格さとは打って変わってアットホームな雰囲気になりました。

セイジュンさん、ミキコさんのまわりには常に人の輪が。
お酒を注いだり写真を撮ったり、さまざまな笑い声が聞こえます。

その笑い声を追って僕たちはシャッターを切ります。
この日のカメラマンはぼくとメーテルのふたり。
その二人が笑い声を追ってカメラを構えても、笑い声と笑顔は次から次へと
伝染し、ぼくたちはその声を追うだけで意気も上がり、マラソンをしているような
感覚。
もちろんカメラマンも大笑いしながら必死でシャッターを切りました。

なにより最高の表情なのがセイジュンさんとミキコさんのふたり。
そしてそのふたりに魅せられたみんなも最高の表情なのでした。

こんな結婚式。こんな笑顔ばかりの結婚式を一緒に過ごすことができたのが
あまりに嬉しく、ぼくたちは息も絶え絶えにずっとずっとシャッターを切りまくりました。

有酸素運動を長時間した1日。体は疲労困憊だったけど最高の1日でした。
セイジュンさん、ミキコさん、ありがとうございました!!



  

Posted by kawata at 12:43Comments(0)ウェディング撮影