2012年04月28日
全員が主役のウェディングパーティー




そうなんだそうなんだ。こんなにふたりは愛されてるんだ。
土曜日にあった食事会の撮影でぼくは分かっていた。
だって花婿のご両親も、花嫁のご両親もあんなにニコニコしているのだから。
花婿の弟2人がずっと席に座らず写真を撮っていて、そのくせ花嫁の手紙の時は写真を撮るのも忘れてボロボロ涙を流しているのだから。
実際に会ったのは初めてだったのに、こんなにもふたりのことをぼくは大好きになったのだから。
シャンティーさんとカナさんは、そんな誰からも大切にされるふたりです。
まず21日の土曜日に家族親戚を招いての食事会がありました。その時の場の空気がゆったりとして楽しい。
何でこんなゆったりとした空気なんだろう?と考えてみると、ふたりが全然格好付けていないからなんです。
衣装もシャンティーさんはタキシードなんかではなく、オフホワイトの綿のスーツにスニーカー用の靴下、茶色の革靴といったいでたちで、かしこまった感じではないし、でもカナさんが持っていたレンギョウのブーケなど、きっちりこだわるところはこだわって、メリハリが効いていました。
ゆったりとした空気の中食事会を終え、翌22日に友人を招いての二次会がありました。
それが凄かったんです。
入場シーンは友人たちがダンスを繰り広げます。
それがチームワーク抜群。そのクライマックスでシャンティーさんが登場。ボルテージが一気に上がってところでカナさんが現れるといった演出。
これまで見たことがない入場シーンに熱気が湧き上がりました。
それだけで十分なのに・・
カナさんが用意したスィーツコーナーが可愛すぎたり
友人のスピーチが面白すぎたり
全員で歌ったサプライズの歌が盛り上がりすぎたり
これだけシャッターチャンスが多いパーティーも珍しいです。ぼくはだた眼の前に繰り広げられたことにシャッターを押すだけ。それだけで全力疾走を続けているくらい息は上がって、でも間違いなく楽しい。
そんな時間でした。
最も印象的だったのはパーティー後半にあったカナさんの弟2人からの手紙です。
ナミダながらに、長く綴った手紙をゆっくり読み進むハジメくんとヒトシくん、そのコトバひとつひとつに会場からは「良いぞ!」「ガンバレ!」といった声援が飛びます。
この兄弟の仲のよさに触れ、みんなが泣かされ笑わされた時間でした。
そんなこんなで間違いなく最高の二日間。
シャンティーさんカナさん、そして会食とパーティーに参加したすべての皆様、ありがとうございました。
河田洋祐
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2012年04月25日
オーストラリアでのウェディング撮影 その3






いよいよユウヤさんとサチコさんの挙式の日がやって来ました。
外は快晴。
ぼくは朝からふたりが宿泊している部屋へ。
まだふたりは普段着だけれど、クローゼットの表に掛けられたウェディングドレスが、きょうが特別な日であることを物語っています。
「コンコン」「おはようございます!」
メイクさんが部屋にやって来て準備がスタート。ここから静かに時計の針が回り出します。
ユウヤさんは髭を剃り髪をセット。サチコさんの顔は時間と共に花嫁の顔に。
ドレスを着たらもう、世界一の花嫁。
ぼくたちは迎えに来て下さったプランナーさんのユーコさんとともに挙式会場へと向かいます。
挙式会場では牧師さんと聖歌隊のお姉さんが出迎えて下さいました。ドレス姿を見た家族からは歓声が上がりしばし写真タイム。
そして真っ白なチャペルで静かに挙式が始まります。
牧師さんが英語で話し、それをユーコさんが日本語で翻訳してくれる・・列席者にとっても優しい挙式でした。
挙式が済んで、食事会場までは写真を撮りながら進みます。
(ひとつのホテルなんだけど敷地が恐ろしく広く、歩くだけでも10分近く掛かりそうです)
挙式の撮影を担当された現地のカメラマンヤクマルさんが撮って、その後僕が撮って・・
順番に撮れたら次に移動して(ちなみにヤクマルさんは現地で働いていらっしゃる日本人のカメラマンさんで、和やかな方でした。帰国後もメールのやり取りが続いています)
歩き疲れたら芝生に寝転がって空を眺め、眩しくなったら日陰に入って。そんなノンビリした撮影でした。
そしてみんな待ちに待ったランチタイム。
ここにいる皆さんとは行動を共にして3日目。すっかり「お客様」ではなく古くからの友人のように親しみを込めて写真を撮ります。「うんこの笑った所がお父さんらしい表情だな」なんて思いながらじっくりシャッターを切りました。
ランチと言ってもフルコース。ぼくは最後まで食べきれなかったけど、お肉は特に柔らかくボリュームもあって美味しかった。お昼からアルコールも進み、みんな大満足の時間でした。
そして、その後は撮影ツアーへ出掛けます。
まず、2日前に発見したバス停。真上に紫色の花が咲いていて可愛い場所でした。
そしてビーチへ。
と、車がビーチを目指しているさなか、青空は急速に厚い雲に覆われいつしかポタポタ雨が・・・
「きのうあれだけ降ったのに何で・・」
そう思ってみても天気は覆りません。
撮影予定のビーチへ到着。
みんなで車内で天気待ち。
10分、15分・・・
そして一瞬雨が止み、ぼくらは喜んでビーチへ駆け出しました。
「今のうち、今のうち!」
「急げ、早く行こう!!」
ユウヤさんは裸足。サチコさんも裸足。
みんなテンションが上がって、その辺を歩いているサーファーの兄ちゃんに
「一緒に写真撮ろうぜ」なんて声を掛けて撮ったり、ジャブジャブ海に入ってみたり
瞬発力に任せて弾けた撮影になりました。
その後はサーファーズパラダイスの街中でも撮影。
予定していたすべてのロケ地は回れませんでしたが、ふたりらしい写真をたくさん残すことができました。
ちなみに、このロケーション撮影ではショウキさんの奥様ハルエさんがずっと花嫁のドレスを持って付いてきて下さいました。ハルエさんありがとうございます。
夜はみんなでホテルのバイキング。
カニをむしゃむしゃ頬張りました。その姿も結婚式の楽しい思い出。アルバムにもぜひ入れましょうね!
河田洋祐
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2012年04月25日
オーストラリアでのウェディング撮影 その2






結婚式を翌日に控えた滞在2日目。
この日は花婿ユウヤさん、花嫁サチコさんとそれぞれの家族も集まって総勢13名のバスツアーへ出掛けました。
ゴールドコーストは年間300日晴れの日があると聞いていたんだけど、この日は朝からザーザー雨が降っています。まるで日本の梅雨のような天気。「頼むから止んでくれ~」と願いながらバスに揺られます。
まずは水陸両用のバスに乗ってクルージング。
今回参加したメンバーの中で最年少、2歳のヒトシ君は船の操縦を体験させてもらい大喜び。大人たちは海沿いに建つ、自家用ヘリコプター付きの豪邸を見てため息をつきます。日本とはまるでスケールが違うし、それにしても世界にはすごお金持ちがいるのだなあと。
ツアーはその後世界遺産でもあるというスプリングブルック国立公園へ。肝心の展望は霧に遮られてしまったけれど野生のワラビーを見ることができてみんな盛り上がり、ランチも美味しく大満足でした。
ちなみにこの日の日本人ガイド、スギオさんがとっても面白い方でした。彼はゴールドコースト在住20年を越えるベテランで帰国後facebookでも友達になり交流が続いています。
スギオさんから聞いたエピソードをひとつ。
オーストラリアの森で山火事が多いのはユーカリが生き延びるために山火事を意図的に発生させているとのこと。
ユーカリ自身が木の表面に油分を出し、空気が乾燥した時期に何かの拍子にそこに火が付き燃え広がるのだと。
ユーカリ自身は表面が焦げるだけで木自体が燃えることはなく、生い茂ったまわりの雑草だけが焼き尽くされる・・・そんな話をしてくださいました。実際表面が黒く焦げたユーカリを何本も見ました。
ぼくを含めツアーに参加したみんなは感心することしきり。ユウヤさんのお父さんは帰国する日にも「あのユーカリの火事の話すごかったね~」と話していたくらいです。
予期せぬ天気になってしまいましたが、雨に濡れた森もそれはそれで悪くなく、ガイドのスギオさんのお陰もあってゴールドコーストの違った一面を見ることができた1日になりました。
河田洋祐
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2012年04月25日
オーストラリアでのウェディング撮影 その1




もう1ヶ月以上前のことなのですが、オーストラリアのゴールドコーストへウェディング撮影に行ってきました。
3泊4日、関西空港からの密着撮影で、新郎新婦・ご家族の楽しい思い出をたくさん残すことができました。
今回からオーストラリアでの撮影の様子を数回に分けて書いて行きます。
3月1日の夜に関空を出発して9時間後、生まれて初めて南半球の土を踏みました。
まず感じるのは光の強さ。南半球では夏の終わりにあたる季節なので当然ですよね。(ゴールドコーストを緯度で例えると沖縄に近いようです)
海の青さも日本では見ることの出来ない鮮やかさでした。
初日のは2日後のウェディング撮影に向けて、ショウキさんが借りた車でゴールドコーストのビーチをくまなく下見。
(ショウキさんとは昨年ウェディング撮影をさせていただいたお客様で今回結婚式をされるユウヤさんの弟さん。この旅行では全面的にお世話になっています。)
交通ルールに戸惑ったり、立ち寄ったレストランの味付けに戸惑ったりしながらも、初めて見るものばかりでワクワクします。
2日後の撮影のイメージをシッカリ作るための準備ができました。
(もちろんショッピングもみっちり楽しみました)
河田洋祐
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2012年04月14日
母校での記念撮影


今年秋に結婚式を控えたお客様のロケーション撮影がありました。
おふたりは中学校の同級生。と言うことで撮影場所は母校に決定。
スーツと振袖姿で思い出の詰まった校門をくぐります。
教室に一歩入ると二人の頭の中はすっかり十数年前へタイムスリップ。
「わたしこの窓際に座ってた」
「あ、同じ苗字の子がいる!」
「こいつの机、むっちゃちらかってるな~」
なんて盛り上がり、中学時代には想像出来なかったカタチで母校での最高の写真が撮れました。
秋の結婚式を今から楽しみにしています!!
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2012年04月10日
ピカピカの一年生


長女、とおのが小学校の入学式でした。
もう、ずっと前からこの日を待ちわびていたとおの。
部屋に誇らしげに飾っていたランドセルを背負って、満開の桜の下で記念撮影。
ちょうど友達のタイスケ君もやってきて、二人で手をつないで桜並木を歩きました。
学校の教室の机と椅子はおもちゃのように小さく可愛らしい。そこにちょこんと座っている新一年生は、服もランドセルもすべてがピカピカで使い込んだ教室の風景から浮き立って見えます。
これからこの教室で、嬉しいことも悲しいことも沢山経験するんだろうけど、たくましく過ごせよ。元気で過ごせよ。
そう思いながら春の一日が過ぎてゆきました。
天気は晴天、桜は満開。忘れることのできない日になりました。
河田洋祐
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2012年04月06日
11時間を掛けた神戸ロケーション撮影

ぼくたちの最も楽しい仕事のひとつ、ロケーション撮影がありました。
モリサキさん、アカネさんカップルの思い入れをたっぷり入れてスケジュールを組んでみると
9時伊丹空港から20時神戸旧居留地での夜間撮影まで拘束時間は11時間あまりになりました。
でもその分思い出の場所でたっぷり撮影。お二人にとっても僕たちにとっても大満足の撮影になりました。
ふたりの結婚式の日を楽しみにしています♪
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