2012年05月24日
静岡でのウェディング撮影






静岡県の焼津でタケフミさん&ユウコさんのウェディングの撮影があり、関西からはるばる呼んでいただきました。
焼津はタケフミさんの地元。今は東京在住のおふたり。晴れ姿を大好きなお祖父さんとお祖母さんに見て貰いたいというタケフミさんの想いから焼津で結婚式を挙げることになりました。
おふたりが選んだ会場は四川飯店。文字通り中華料理屋さんですが、緑の木々の中に立つ一軒家でこの新緑の時期にぴったりの会場です。
この会場をユウコさんのセンスで手を加え、とびっきりの空間に模様替え。
ウェルカムボードやペーパーアイテム、メイクも全てがナチュラルでふたりが履いていたコンバースのスニーカーもキュートでした。
大切な人ばかり約25人が集まった結婚式。
挙式から子供たちはバージンロードも関係なく走り回り、大人たちも写真をバシャバシャ好きな場所から撮ります。(kissは短すぎるという理由から二度もさせられてしまいました!)
パーティーでも子供たちはいつまでも運動会のように走り回り、大人たちはゆっくり食事を楽しみます。
お祖父さん、お祖母さんもずっと楽しみにしていたこの日を、終始笑顔でした。
ふたりの人柄とセンスがどの場面でも感じられた楽しい1日でした。
タケフミさん、ユウコさんありがとうございました。
ぼくはふたりのことも、魚が美味しい焼津も大好きになってしまいました。
こんどは関西に遊びに来てくださいね♪
河田洋祐
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2012年05月18日
娘の誕生日は特別な日。


明日は長女とおのの7回目の誕生日。
きょうは1日早くお祝いでサイゼリアに行って来ました。
家族4人で好きなものを頼んでワイワイとした晩ご飯。
7年前を思い出します。
夜中に「破水した」という電話を受けて翌朝の始発の新幹線で福岡の妻の元へ行ったこと。
陣痛で苦しむ妻の背中をずっとさすっていたこと
じつはその時眠気をこらえるのに必死だったこと(前日は電話を受けた後眼がさえて眠れなかった)
そして長い時間が過ぎて午後6時過ぎ、娘がこの世に生まれた瞬間・・・
妻が産んだばかりの子を胸に抱いてナミダを流したこと。
いまでもその時の光景をよく思い出す。
悲しいときや、ちょっと投げやりになったときに
その光景はスローモーションのようにぼくの脳裏に再生される。
あれはもう7年前の出来事。
そして今、大きく成長した娘が眼の前にいる。
眼の前の娘2人と妻はぼくにとってかけがえのない宝物です。
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2012年05月17日
母の日の冒険
5月の土日は結婚式の撮影が続いていてなかなか家のことに目を向けることができない。
それで13日も夕方になった頃ようやく家に戻ってみたら、この日母のだったことに初めて気付いた。
「ああ、妻に何もプレゼント用意していない・・」
焦ったぼくは何をプレゼントしようか頭を巡らせた。
「やはり甘い物好きの妻のことだ。シュークリームかケーキでも買いに行くか」
と思い立ち、長女のとおのを「自転車の練習に行こう!」と誘い出す。
(時間を見つけてはとおのと自転車に乗って交通ルールを教えるのがこのところの日課になっている)
とおのとぼくは連れだって自転車で出掛ける。
目指すはケーキ屋さん。だがこれは妻には内緒。
「シュークリームが良いかな?」
「いちごが載ってるのが好きなんじゃない!」
なんて話しながら自転車をこぐ。
そして到着したケーキ屋さん。
張り切ってドアを開けて中に入ると・・・
ケーキ全て売り切れ・・
そりゃそうだ。もう時間は7時前。しかも母の日なんだからみんなケーキを買いに来たのだろう。
「なかったね・・・」
とおのはションボリ。
ぼくは必死で考える。
「どこかまだケーキを置いてるお店ってどこだろう・・・」
ひとつ思いついたのは、最近苦楽園口駅の東側の住宅街にできた小さなお店。
あそこなら穴場っぽいしまだあるかも知れない。まだ店を閉めてなければ良いが・・
ぼくたちは再び自転車をごぐ。
長い上り坂。とおのはふらふら何度も足を着きそうになりながらも頑張ってペダルを踏んだ。
「暑いよ~」「足が痛いよ」なんて弱音もちらほら。
そして、ようやく到着したお店。(アトリエタケというお店でした)
とおのが自転車のスタンドを立てるのに時間がかかっているとお店のお姉さんが「大丈夫ですか?」って手伝いに来てくれた。
お姉さんと一緒に店内に
「ケーキまだあるあな?」
とドキドキしながらぼくたちはお店の中に。
そこには・・・「あった~!!」
数は少なくなっていたけれど、ショーウィンドーの中に美味しそうなケーキが。
「何にしよう。何にしよう。」
僕たちは迷いに迷い、結局母の日用の「イチゴのケーキ」、「チーズケーキ」、「レアチーズケーキ」の3つを買う事にした。
よし、これで安心。家に持って帰ったママらびっくりするよ!
きれいに箱に入れて貰った帰り道。
ぼくの自転車にかごはない。なので必然的にとおのの自転車のかごにケーキを入れることになった。
だが、とおのはかごに物を入れるのは初めて。しかも自転車でしょっちゅうこける。
このケーキたちは果たして無事に妻の元へ届けられるのか・・・
とおのは「ずっと自転車押して帰ろうよ」と弱気。
でもそんなことしていたら家に着くまで20分はかかる。
だから「大丈夫。ゆっくり乗って帰ろう!」そう言って励ます。
段差や坂道があるたびに何度も止まって、「これじゃ歩いて帰った方が早いやん」と思えるくらい
時間を掛けて家に着いた。
そして「ママ、母の日。いつもありがとう!!」
一緒にケーキを渡すことができた。
ケーキは少し崩れてはいたけれど全然大丈夫。
妻は大喜びで一番大きい「母の日用イチゴケーキ」をパクツと頬張った。
ぼくたちも頬張った。
「美味しいね!!」みんなが笑顔の、そんな母の日の夜だった。

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それで13日も夕方になった頃ようやく家に戻ってみたら、この日母のだったことに初めて気付いた。
「ああ、妻に何もプレゼント用意していない・・」
焦ったぼくは何をプレゼントしようか頭を巡らせた。
「やはり甘い物好きの妻のことだ。シュークリームかケーキでも買いに行くか」
と思い立ち、長女のとおのを「自転車の練習に行こう!」と誘い出す。
(時間を見つけてはとおのと自転車に乗って交通ルールを教えるのがこのところの日課になっている)
とおのとぼくは連れだって自転車で出掛ける。
目指すはケーキ屋さん。だがこれは妻には内緒。
「シュークリームが良いかな?」
「いちごが載ってるのが好きなんじゃない!」
なんて話しながら自転車をこぐ。
そして到着したケーキ屋さん。
張り切ってドアを開けて中に入ると・・・
ケーキ全て売り切れ・・
そりゃそうだ。もう時間は7時前。しかも母の日なんだからみんなケーキを買いに来たのだろう。
「なかったね・・・」
とおのはションボリ。
ぼくは必死で考える。
「どこかまだケーキを置いてるお店ってどこだろう・・・」
ひとつ思いついたのは、最近苦楽園口駅の東側の住宅街にできた小さなお店。
あそこなら穴場っぽいしまだあるかも知れない。まだ店を閉めてなければ良いが・・
ぼくたちは再び自転車をごぐ。
長い上り坂。とおのはふらふら何度も足を着きそうになりながらも頑張ってペダルを踏んだ。
「暑いよ~」「足が痛いよ」なんて弱音もちらほら。
そして、ようやく到着したお店。(アトリエタケというお店でした)
とおのが自転車のスタンドを立てるのに時間がかかっているとお店のお姉さんが「大丈夫ですか?」って手伝いに来てくれた。
お姉さんと一緒に店内に
「ケーキまだあるあな?」
とドキドキしながらぼくたちはお店の中に。
そこには・・・「あった~!!」
数は少なくなっていたけれど、ショーウィンドーの中に美味しそうなケーキが。
「何にしよう。何にしよう。」
僕たちは迷いに迷い、結局母の日用の「イチゴのケーキ」、「チーズケーキ」、「レアチーズケーキ」の3つを買う事にした。
よし、これで安心。家に持って帰ったママらびっくりするよ!
きれいに箱に入れて貰った帰り道。
ぼくの自転車にかごはない。なので必然的にとおのの自転車のかごにケーキを入れることになった。
だが、とおのはかごに物を入れるのは初めて。しかも自転車でしょっちゅうこける。
このケーキたちは果たして無事に妻の元へ届けられるのか・・・
とおのは「ずっと自転車押して帰ろうよ」と弱気。
でもそんなことしていたら家に着くまで20分はかかる。
だから「大丈夫。ゆっくり乗って帰ろう!」そう言って励ます。
段差や坂道があるたびに何度も止まって、「これじゃ歩いて帰った方が早いやん」と思えるくらい
時間を掛けて家に着いた。
そして「ママ、母の日。いつもありがとう!!」
一緒にケーキを渡すことができた。
ケーキは少し崩れてはいたけれど全然大丈夫。
妻は大喜びで一番大きい「母の日用イチゴケーキ」をパクツと頬張った。
ぼくたちも頬張った。
「美味しいね!!」みんなが笑顔の、そんな母の日の夜だった。

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2012年05月02日
丹後半島へ


妻と娘が帰省するゴールデンウィーク、ぼくはつかの間のひとり気ままな時間を過ごしています。
この日思い立って丹後半島までやって来ました。
天気は雨。傘にポツポツと降る雨の音を聞きながらぼくは小径を歩き続けます。
目に見えるものは、空も海も、田植え前の田もすべてがライトグレー。そこに新緑だけが彩度高く存在する独特の世界が広がっていました。
ここはぼくが写真学生だったころ作品作りに通い詰めた場所です。
山があって海があって田畑がある世界は、街中で育った僕にとってまったく別の世界のように映ったのを覚えています。
何度もこの道を歩いて数え切れない写真を撮ってきたのは十数年前のこと。
田が続く道を歩くと当時のことをとめどなく思い出します。
あの頃と比べると、ぼくの生活も立場も、使うカメラの機種もほとんどの事柄が変わりました。
だがここの風景はほとんどが十数年前のまま。
そしてぼくの写真への向き合い方も学生時代のまま。
これだけはずっと変えないで行こうと考えています。
ここは僕が自分と向き合うことが出来るかけがえのない場所。
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